人見知りと自閉症

自閉症は脳内の神経伝達がうまく働かないことが原因だといわれています。例えば、同じ手順での仕事や同じ道順などが突然変更になると、それに対処できなくなります。自閉症の人は、このように社会的に行動するのが難しく、ことばや読み書き、計算、行動などに精神遅滞を伴っているのですが、一部の知覚に優れた才能がある人もいます。しかし、なぜ神経伝達がうまく働かないのか、その原因は不明です。

周囲とのコミュニケーションが上手くとれず、突然大声をあげる人や、周囲の音に敏感でおびえてしまう人、ルールを守った行動が取れないなど、社会的な行動を苦手としています。写真のような細かい描写が得意な人や、記憶力が突出した人もいます。自閉症の人は、特に重度の自閉症の場合には、人見知りの克服は難しいです。こだわりを持つ人も多く、決まった時間・決まった行動を取り、それからはずれることが苦手であったり、パニックを起こす場合もあります。

自閉症の場合には、言葉をうまく使えないのでそれを克服させたいと思うのですが、まずその人に応じた対応が求められます。しかし、その状態によって時間をかけて人との信頼関係を気付き、指導を受けて対処することで発達を促すことができます。ことばの発達が遅れるのが特徴で、乳幼児期にことばの遅れで自閉症がわかる場合が多いです。

人に対して人見知りせず誰とでもにこにこと接する人がいる反面、知っている人でないと近寄れない・おびえるという人もいて、個人によって人見知りする人もいればそうでない場合もあります。自閉症の人は人見知りしないと言われることがありますが、本当にそうでしょうか?自閉症は、そのことばから内気であったり、引っ込み思案の性格であると思っている人が多いのですが、実際はそうではありません。自閉症とは先天的な障害で、見るものや聞くことなどを情報として上手く捉えることができません。